膝関節の基本構造

膝関節は【大腿骨】【膝蓋骨】【脛骨】の3つの骨からなる複関節です。
①大腿骨+膝蓋骨=【膝蓋大腿関節】
②大腿骨+脛骨=【大腿脛骨関節】
上記のように2つの関節によって構成されています。
膝関節の形態進化

ヒトの膝関節の最大の特徴はまっすぐにも伸びていることです。
ヒト以外の動物は膝が屈曲しています。
なぜこのような形態となったかにはやはり理由がある訳ですが、その前に進化の過程を見ていきましょう。

爬虫類などは膝頭が進行方向を向いていない、いわゆるガニ股の骨格構造をしています。
これでは下肢の力を進行方向へ伝えることができないため哺乳類では進行方向へ膝頭が向くようになりました。

また、ヒト以外の動物で膝が曲がっていることにも理由があります。
その1つが同じ股関節の運動量でも足部の移動距離が大きくかせげることです。
後足を推進系として使用する四足獣にとっては膝が曲がっていることの方が都合がいい訳です。

ただしヒトの場合は膝が曲がってしまうと立っているだけで余計な労力を必要とします。
膝がまっすぐに伸びることで重力に対して骨格で支えることが可能となります。
重力に対して効率よく対抗し、さらには重力をうまく利用する歩行形態を取った結果、ヒトは膝を完全に伸展し【直立二足歩行】となりました。
裏を返せば膝が伸び切らないということは効率よく歩くことができないばかりか、身体への負担を大きくしてしまうとも言えます。
まっすぐ立って歩くためには膝の完全伸展が必要であると考えます。
よくみられる機能障害
変形性膝関節症に伴う機能障害
オスグット・シュラッター病【Osgood-Schlatter病】
シンディング・ラーセン・ヨハンソン病【Sinding-Larsen-Johansson病】
鵞足炎
腸脛靭帯炎【Runner’s Knee】
膝蓋靭帯炎【Jumper’s Knee】
膝蓋骨軟化症に伴う機能障害
過外旋症候群


