JHEQ【日本股関節学会股関節評価質問票】
JHEQ【ジェイ・ヘック】は、医師の診察ではなく【患者さん自身の主観】を100%反映させるための評価指標です。
JHEQは変形性股関節症で「どれくらい生活に困っているか、心が沈んでいるか」を重視して評価します。
全21問の問題で最近1週間の状態に点数をつけていきます。
【痛み】【動作】【メンタル】の3つのカテゴリーに分け点数化し、それぞれの偏りを評価します。
それぞれのカテゴリーに7つの質問があり、それらを4~0点の5段階で点数化します。
点数が低いほど悪い状態となります。
【4点:全くない】
【3点:あまりない】
【2点:時々ある】
【1点:かなりある】
【0点:ひどくある】
一般的に全体の84点中、50点を下回ってくると日常生活において制限を強いられている状態といえます。
痛みに対するカテゴリー
点数が低いほど医学的な治療(薬や注射、手術)の優先度が高い可能性があります。

動作に対するカテゴリー
点数が低いほど運動療法による筋力強化や、福祉用具(杖や自助具)の導入が効果的の可能性が高くなります。

メンタルに対するカテゴリー
痛みや動作以上に【将来への不安】が生活を制限しているサインです。
心理・社会的要因が強いことが考えられます。

腰痛についての記事ですが社会・心理的要因の関与についての説明をしています。
現在の実感
質問の最後に、以下の3項目について「0(最低)」から「100(最高)」の間で現在の自分を点数化します。
【歩きやすさ】(0:非常に歩きやすい 〜 100:非常に歩きにくい)
【痛みの程度】(0:痛みなし 〜 100:想像できる最大の痛み)
【満足度】(0:非常に不満 〜 100:非常に満足)
今までの3つのカテゴリーの質問票の合計点と、最後の【現在の実感】を照らし合わせます。
これにより「動作の点数は高い(動ける)」のに「満足度が低い」場合など、本人が望む活動(スポーツや旅行など)ができていないというギャップが浮き彫りになります。



